七合小の子どもたち

七合小の子どもたち

「ピアノの調律」を行いました

   
   

ピアノは、鍵盤を弾くことで、ハンマーが弦をたたき、それによって音が鳴る楽器です。ピアノは「鍵盤楽器」の一種ですが、内部機構の面からは打楽器と弦楽器の特徴も併せ持った「弦打楽器」に分類されるということです。

 ピアノの弦には、常に、20tという強大な力が加わっています。このまま放っておくと、この緊張を解こうとうする働きが生じて、弦がゆるみ、音が狂っていくのだそうです。ピアノの調律をしないと、少しずつ音が下がっていき、その結果、ピアノ本来の美しい音色が狂い、汚くなってしまいます。調律は、この汚くなった音程を、きれいな音程と音色に整える作業です。

 今日は、音楽練習の後、調律師さんが猛暑の中、本校のピアノ2台の調律に当たってくれました。午前中は音楽室。そして午後は蒸し風呂同然の体育館にあるピアノの作業を行いました。猛暑の中、重い鍵盤を取り外しピアノの内部の隅々にまで掃除機を使ってほこり等を吸っていました。

 調律の仕事というと、いわゆる「音あわせ」だけかと思っていましたが、「音あわせ」以外にも、調律師の仕事としてこんなに重労働とは、思ってもいませんでした。

 調律は、人間の場合でいうと、「人間ドック」(定期的な健康診断)のようなものだと実感しました。健康診断によって、自分の健康チェックができるように、調律によって大切なピアノの健康状態がわかり、ベストの状態にしておきたいものです。

 ピアノの調律師さん、猛暑の中、長時間の作業お疲れ様でした。大変お世話になりました。