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松下幸之助さんの言葉

松下幸之助さんの言葉

パナソニック(松下電器産業)を一代で築き上げた松下幸之助さんは、「経営の神様」とも呼ばれ、PHP研究所を設立して倫理教育に乗り出すとともに、「松下政経塾」を立ち上げ、政治家の育成にも尽力したことで有名です。そんな松下幸之助さんの基本理念は、いかに「人を育てる」かであったと、私は考えています。その一端は「 松下電器は人を作るところでございます。」「企業は人なり。」などの言葉に垣間見られます。松下幸之助さんは、たくさんの名言(格言)を残されていますが、本日は、「自己を成長させる」ために大切な考え方が述べられていると、私が感じている言葉(名言)をいくつか紹介します。

1 人と比較をして劣っているといっても、決して恥ずることではない。けれども、去年の自分と今年の自分とを比較して、もしも今年が劣っているとしたら、それこそ恥ずべきことである

2 誰でもそうやけど、反省する人は、きっと成功するな。本当に正しく反省する。そうすると次に何をすべきか、何をしたらいかんかということがきちんとわかるからな。それで成長していくわけや、人間として。

3 どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。今、現在に最善を尽くすことである。

4 わからなければ、人に聞くことである

5 人の言に耳を傾けない態度は、自ら求めて心を貧困にするようなものである。

人はそれぞれ個性があり、長所もあれば短所もありますが、ややもすると他人と自分とを比べ、自分が今置かれている状況や状態を卑下してしまうこともあるのではないでしょうか。時には、人の揚げ足をとったり、優越感を感じたりするといった、さもしい心が顔を出すことも…。でも松下幸之助さんは言います。人と自分とを比べて何になりますか。大切なのは自分の成長を見つめることですとそしてそのためにも正しい反省をしなさいと。そして、今を、現在を一生懸命に生きなさい。今できるすべてを出し切りなさいと。「正しい反省」が難しいところです。そのためには、やはり真摯な態度で、相手の話に耳を傾けることが必要なようです。子供たちには、松下幸之助さんの思いを、私なりの言葉で語りかけています。子供たちが自己の成長を実感し、自尊感情を高め、意気揚々と学校生活を送れることを強く願っています。