松下幸之助さんの言葉
◆松下幸之助さんの言葉◆
本日は、パナソニックを一代で築き上げた「経営の神様」こと、松下幸之助さんの言葉を再び紹介します。過日において、「自己を成長させる」ために大切な考え方を示唆してくれている言葉として5つ程ご紹介をしましたが、本日は、「失敗」をキーワードにした言葉を紹介いたします。やはり、「自己を成長させる」ために大切な考え方のひとつになり得るだろうと私は考えています。
1 失敗したところでやめてしまうから失敗になる。
成功するところまで続ければ、それは成功になる。
2 失敗の原因を素直に認識し、
「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」
というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。
3 失敗することを恐れるよりも真剣でないことを恐れたい。
誠実に、謙虚に、熱心にやることである。
松下幸之助さんは、「失敗」とは、取り組み始めた物事を中途半端にやめてしまうから、諦めてしまうから、結局、結論として「失敗」してしまったということになる。時には、苦しく、辛いこともあるだろうが、あるいは、時間がかかるかもしれないが、自分が目指す目標、目的まで諦めず、取り組み続ければ「失敗」という概念は存在しないのだと述べています。つまり、何度「失敗」しても、「失敗」はすべて成功への過程の「よい経験」になるということです。まさにこの言葉は、シンプルであり、かつ当たり前のことを述べています。でも奥深い一言です。特に中学生を含めた若者にとっては、今を、これからを生きるための重要な指針となる金言です。ただ、それは分かっているけれど、「失敗」は「よい経験」として、その考えを貫き通した生き方をすることは、実は難しいことです。なぜなら、私を含め、多くに人がそうだろうと思うのですが、人は「失敗すること」への恐れを少なからず持っているからです。とりわけ、「失敗」したことを指摘されることは、とても辛いことです。でも、多くの偉人、先人の言葉(名言)にみられるように、やはり、「失敗」を恐れている者には、進歩も成長も、そして成功もありません。だからこそ、「失敗」は「成功」の基として、松下幸之助さんのこの言葉を肝に銘じた生き方を試みる必要があるようです。本校の子供たちには、「失敗」を恐れず、またその「失敗」を糧とした、前向きな生き方をして欲しいと願うとともに、機会を得てはこのことを語りかけています。
また、松下幸之助さんは、「真剣」であること、「誠実、謙虚、熱心」にも触れています。本日紹介した3つの言葉は、「自己を成長させる」ために大切な指針を示していると考えています。最後に、「失敗」をキーワードにした、他の先人たちの言葉を紹介いたします
4 ナポレオン・ヒルさんの言葉
ある仕事に三度失敗しそれでもあきらめないなら、
あなたはその道での指導者になれる可能性があると思って良いだろう。
10回以上失敗してなお努力を続けられれば、
あなたの心には天才が芽生えはじめている。
5 ゴールドスミスさんの言葉
私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、
倒れるごとに起きるところにある。
6 エルバート・ハバートさんの言葉
努力をあきらめないかぎり、失敗なんてこの世にはないのだ。