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津田寬治さんの言葉

◆俳優の津田寬治さん◆


●本日は、俳優の津田寬治さんインタビュー記事から、「人との出会い」についての津田寬治さんの言葉や内容のさわりを紹介いたします。
●津田寬治さんは、1933年代「ソナチネ」で映画デビューし、「HANAーBI」や「模倣犯」、「シン・ゴジラ」など、多くの映画に出演しています。また「花燃ゆ」、「西郷どん」などのテレビドラマや舞台でも活躍し、最近ではNHK大河ドラマ「青天を衝け」で武田耕雲斎役としての熱演も記憶に新しいところです。
●津田寬治さんは、「僕には、人生に影響を与えてくれた出会いがたくさんあります。そして人との出会いなくしては、今の自分はない」と語っています。●津田寬治さんは、小学生の時、集団行動が苦手で、どちらかというと学校では怒られることが多かったようです。そんな自分に当時の担任の先生が、「先生は津田の絵が一番好きだな。イキイキとした感じが伝わってくる」と、クラス全員の前で褒めてくれたことがあったそうです。●先生に褒められたのは生まれて初めてのことで、とても幸せな気分になったと述べています。そして、この経験がその後の自分を奮い立たせるモチベーションとなると共に、自分に自信が持てるようになった語っています。●津田さんにとって、この先生との出会いが自尊感情を高め、何事にも積極的に取り組む原動力となったのです。●また、「劇団東俳」の演技レッスンで、講師の先生に初めてやった芝居が褒められ、その後のレッスンに力が入ったことや、劇団の友人から「お前さあ、自分はすごいと思っているかも知れないけど、お前みたいな奴はどこにでもいるし、それをこれから知ることになるよ。そこで落ち込んでやめるか、でもがんばろうと思うかどうかは自分次第だからね。」と言われ、社会の厳しさを自覚し、自分の中で何かが覚醒したように感じたことなど人生には、自分を変えるような言葉との出会いがあった語っています。●そして、有名人や偉人のものでなくとも、仮に相手が深く考えずに発したひと言であっても、自分にとってちょうどよいタイミングにもたらされた言葉が覚醒のきっかけになるものだ語っています。●その後も津田寬治さんは、北野武さんとの出会いなど、人生を変えるほどの大切であり重要な出会いをたくさんします。●その中でも私が特に印象に残ったのは、今は亡き大杉漣さんとの出会いです。●北野武監督率いる「北野組」で二人は出会うのですが、大杉漣(俳優として大御所)さんの津田寬治(当時無名の俳優)さんへの思いに感動したからです。●大杉漣さんは、竹中直人監督に津田寬治さんを紹介します。●北野武監督との出会いもそうですが、この竹中直人監督との出会いが、津田寬治さんのその後の俳優としての飛躍へつながります。●大杉蓮さんは、当時まだ無名であった津田寬治さんに対しても同じ目線で接してくれたばかりではなく、この無名の俳優を積極的にアピールするために、自分の用事(約束)を反故にしてまでも、この若手俳優の今後の人生のために奔走したのです。●大杉漣さんが紡いでくれた縁により、今の「津田寬治」という俳優がいることに、人との出会いの大切さ、人生が広がっていく様を感じます。●そして人との出会いを大切にし、それを自分の人生の広がりに生かしてきた津田寬治さんの人柄の素晴らしさにも感動します
●津田寬治さんのインタビュー記事の内容から、人は何のために生まれてくるのだろうと考えた時、その答えの一つは、多くの人に出会うためなのだと考えます。人は他者から多くのことを学び、成長していけるのですから