校長より

日誌

新年にあたって

 2024年が始まって2週間。おかげさまで、子どもたちは元気に3学期をスタートすることができました。

 さて新年早々、能登地方での大地震や羽田空港での飛行機事故などにより、たくさんの尊い命が失われてしまいました。災害や大事故が起きる度に、「生きることの意味」や「平穏無事であることのありがたさ」を考えさせられます。

 9日(火)の始業式に、子どもたちに「『命』という漢字」についての話をしました。

 

「命」という漢字は、「令」と「口」という二つに分けられます。「令」は神様からの命令をひざまづいて聞く姿を表し、「口」は神様からの詞(ことば)を受け入れる道具という意味があるそうです。つまり「命」とは、神様からの授かり物で、私たちはそれを受け入れ、精一杯生きていかなければならない……

 今年は、十干十二支で言うと「甲辰(きのえたつ)」。植物が生長するように勢いを増やしていくという意味があるそうです。その言葉どおり、境小学校の子どもたちが大きく成長する年になるよう、私たち職員一同、精一杯取り組んでいきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

第2学期 スタート(始業式より)

 38日間の夏休みが終わりました。56名全員が安全に楽しく夏休みを過ごすことができたことを嬉しく思います。

 全国では川や海の事故で命を落としてしまった方がいます。犯罪や事故に巻き込まれてしまった人もいます。台風や大雨で被害を受けた人もいます。私たちは当たり前のように今日登校することができましたが、それはみなさんが自分の命や安全を守ることができたから、そして家族や地域の方が見守ってくれたからだと思います。命について少し考えた夏休みに、私はなりました

 さあ、今日から2学期スタートです。この夏休み、みなさんは家族で出かけたり、友達と遊んだり、スポーツクラブの活動を熱心に行ったり、自由研究をしたりなど、いろいろな経験をしたことと思います。

   「経験が人を造る」

 みなさんがいま経験をしていることは、大人になるための大切な力となります。ぜひ、こうした経験をこの2学期もたくさん積んでください。そうした場面が2学期にはいろいろあります。6年生は修学旅行があります。1~5年生は遠足や社会科見学があります。親子活動や陸上大会などもあります。ぜひいろいろなことにチャレンジして、自分の経験値をあげていきましょう。

 さて今日は、2学期の目標を立てる日です。いい目標の立て方について、私からヒントを教えます。まず、この2学期、自分はどうなりたいか考えます。

  算数のテストで100点をとりたい

 では、そのためにどうすればいいだろうか?

  算数をがんばる

  これをもう少しくわしくしてみると

  算数で、計算をがんばる

 さらにこれに数字を入れてみると

  計算練習を毎日30分やる

 目標の中に、「どんなふうにがんばるか」や「数字」を入れると自分が何をすればよいかが分かりやすくなります。いいい目標を立てて、そのためにどうすればよいか考えて、いい2学期にしましょう。

 2学期は、夏・秋・冬の3つの季節を駆け抜ける長い学期です。終業式の日に「自分はこの2学期、頑張ったなあ」と振り返ることができることを期待しています。

 

 保護者の皆様、おかげさまでよい夏休み、そして2学期のスタートを切ることができました。どうぞ今学期もご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

                                       

 

不動の定点(よい夏休みを過ごすために)

 夏休みに入り、1週間が経とうとしています。保護者の皆様には個別懇談をはじめ、休み中のお子様への指導等大変お世話になります。

 1学期は70日(1年生は68日)という登校日数でした。この間、子どもたちは様々な経験を積み、着実に成長しています。詳しいことは個人懇談の担任の話などでお伝えしますので、ぜひお子様のよいところをご家庭でも認め、励ましていただければと思います。

 さて終業式では、よい夏休みを迎えるためのヒントとして「不動の定点」について話をしました。

  1 毎日、決まった時間にやることを決める

    (6時に起きる・8時に勉強する・18時にお風呂に入るなど)

  2 その数を増やす

    (たくさんある人が、規則正しい生活になる)

  3 それを実践する 

   (実践できるかが一番のポイント)

 学校生活は時間(チャイム)で行動するので、規則正しい生活となります。ご家庭に戻っての夏休みは、ともすればこの「不動の定点」がなくなりがちです。ぜひお子様と話し合って、不動の定点がたくさんあり、そして思い出に残る楽しい夏休みになることを願っています。

 私も、毎朝の畑仕事とランニングを「不動の定点」とする夏休みに  と思う今日この頃・・・

                                       

 

  

経験が人を造る

 18日(日)に行われた「全国小学生陸上競技交流大会栃木県大会」に、本校では6名の選手が参加しました。子どもたちは緊張しながらも精一杯力を発揮することができました。競技場の雰囲気や周りの選手の意気込みなど、地区大会とは違ったものをたくさん感じることができたと思います。

 また19日(月)は音楽鑑賞教室でした。普段なかなか聴く機会のないプロの演奏を聴き、子どもたちはとても感激していました。

 「経験が人を造る」様々な場面でいろいろな経験を積むことが、これから未来を生きていく子どもたちの基盤になると私は思います。学校生活はもちろん、ご家庭でもいろいろなことにチャレンジしてみてください。それが、自信につながり、物事の見方や考え方を広げることになります。

 陸上大会に参加した子や、音楽鑑賞教室を終えた子たちが、少し成長した表情に見えたこの2日間……

 

全校リレーに思う

 久しぶりの青空の下、全校リレーの練習を行いました。

 1年生から6年生まででチームとなり、4チームで競い合います。

全員が精一杯走るとともに、勝っても負けても仲間を応援し、相手を

賞賛することができる……

 境小学校のよさが、この種目に凝縮されていると感じます。

 明日は予行練習、そして6月3日(土)は運動会。今年はどんな感

動が待っているか、リレーの練習を見ていて、何とも言えないワクワク

感を感じています。

   

 

 

 

「運動会」を通して……

 運動会練習が始まりました。5月にも関わらず真夏日となる中、熱中症対策を行いながら取り組んでいます。

 さて今回は、「運動会」について思うところを書いてみたいと思います。

「運動会」とは                                                                           

1 集団で勝敗を競う行事である。

2 集団行動を伴う行事である。

3 高学年が運営に関わる行事である。

4 地域や家庭に広く公開し、相互理解を図る行事である

5 小学校生活の中で、思い出に残る行事である。

 こうした特性を生かし、本校では次のような力を子どもたちに身に付けさせたいと思います。

 子どもたちに身に付けさせたいこと

1 勝つために全力を尽くす

   全力で取り組む姿勢体力の向上

2 集団行動や決まりを守る

   規律ある態度フェアプレーの精神

3 責任感や協調性を育む

   自分の役割の自覚協力する態度自尊感情

4 境小学校に誇りをもつ

   愛校心表現力発信力

 

 長かったコロナ禍での生活も、少しずつ日常に戻りつつある中、本年度は観覧者の人数制限を解除したり、来年度入学児童の種目を実施したりします。子どもたちにとって運動会は、楽しみにしている行事であるとともに、たくさんの学びがある行事でもあります。

 本年度の運動会を通して、子どもたちが一回り成長することを期待

するとともに、保護者や地域の方々に、境小学校を理解していただく

よい機会となることを願っています。

                                       

R5年度 合い言葉(その2)「あいさつ」

本年度の境小学校の合い言葉「あいさつ」について、始業式にこんな話をしました。

 -明るく

 -いつも

 -先に 

 -つつましく

 長いコロナ禍での生活で、子どもたちは大きな声を出すことを制限されたり、マスク着用のため、あいさつをしにくくなったりしています。ですが、あいさつは、人とのコミュニケーションを図るための入り口だと私は考えます。特にあいさつの「さ」(先に)は、自分から声をかけることで、相手との距離感を縮めることができると思います。(あいさつは先手必勝!)

 家でも、あいさつの場面がたくさんあります。「おはよう」「いただきます」「行ってきます」「ただいま」「おやすみなさい」……ぜひ、ご家庭でもあいさつについてお話いただければと思います。

 今年一年、境小学校があいさつの行き交う元気いっぱいの学校になることを期待しています。私も毎朝、子どもたちに「おはよう」と先に声をかけていきます!

よろしくお願いします

 境小学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本年度、「校長室から」を開設しました。私の目線で、学校の様子をお伝えしていきますので、よろしければこちらの

方もぜひご覧ください。

                        校長 相ヶ瀬 浩