校長室から
とちぎっ子学習状況調査結果その6
「とちぎっ子学習状況調査」の結果等から、学力向上に向けて身に付けると良いと思われる学習習慣がわかりました。
ポイントとなる学力向上の習慣は、「ゲーム使用時間は1時間以内」です。
○平日のゲーム使用時間について、教科平均正答率との関連を見ると、すべての学年で、平日のゲーム使用時間が少ない児童生徒の方が、教科平均正答率が高い傾向が見られる。 ○平日のゲーム使用時間が「4時間以上」と回答している児童生徒と「全くしない」と回答している児童生徒の教科平均正答率の差は、小4は13.4ポイント、小5は14.6ポイント、中2は18.0ポイントである。 ○平日のゲーム使用時間について、ゲームを2時間以上使用する児童生徒の割合は、すべての学年で、平成30年度から平成31年度にかけてやや高くなっている。 |
全ての学年で、平日のゲーム使用時間が少ない児童生徒の方が、教科正答率が高い傾向にあります。
特に、ゲームの使用時間が「全くしない」児童生徒の学力が最も高くなっています。
家庭学習時間の確保やテレビゲームが脳に与える影響を考慮するという意味でも、テレビゲーム(コンピュータゲーム、携帯式のゲーム、スマートフォンのゲーム)の使用時間はほどほどに、できるだけ1 時間以内にしましょう。
出典:平成31(2019)年度とちぎっ子学習状況調査報告書(令和元(2019)年8月栃木県教育委員会)
とちぎっ子学習状況調査結果その5
「とちぎっ子学習状況調査」の結果から、平均正答率と児童質問紙の回答のいくつかに相関関係があることがわかりました。
ポイントとなる学力向上10の習慣の4つ目は、「自分ひとりの力で課題を解決しようとしている」です。

○「できるだけ自分ひとりの力で課題を解決しようとしている」について学力との関連を見ると、肯定的な回答をしている児童生徒の方が、教科正答率が高い傾向が見られます。 |
学ぶ意欲の源の一つに、「賢くなりたい」「できるようになりたい」という「有能さへの欲求」があります。
「有能差への欲求」から、「むずかしいことに挑戦しよう」(挑戦行動)や「自分からやってみよう」(自発学習)など様々な「学習行動」として表出します。
そして、学習の過程で「有能感」や「充実感」などを感じることでさらに学ぶ意欲が高まっていきます。さらに、次の「賢くなりたい」「できるようになりたい」という新たな「有能さへの欲求」が生まれ学ぶ意欲が高まるサイクルが生まれます。
むずかしい問題に出会ったときに、「むずかしいことに挑戦しよう」(挑戦行動)や「自分からやってみよう」(自発学習)という気持ちが大切です。
なにごとにもあきらめないでねばり強く取り組みましょう。
出典:平成31(2019)年度とちぎっ子学習状況調査報告書(令和元(2019)年8月栃木県教育委員会)
とちぎっ子学習状況調査結果その4
「とちぎっ子学習状況調査」の結果から、平均正答率と児童質問紙の回答のいくつかに相関関係があることがわかりました。
ポイントとなる学力向上10の習慣の3つ目は、「ふしぎだな」「なぜだろう」と感じることです。

ポイントとなる学力向上10の習慣の3つ目は、「ふしぎだな」「なぜだろう」と感じることです。
○「勉強していて『ふしぎだな』『なぜだろう』と感じることがある」について学力との関連を見ると、学習に対して関心が高い児童生徒の方が、教科正答率が高い傾向が見られます。 |
学ぶ意欲の源は、「知的好奇心」『ふしぎだな』『なぜだろう』という「欲求・動機」です。
「欲求・動機」は、様々な「学習行動」として表出します。
例えば、「調べてみよう」「探してみよう」などの情報を収集する行動です。
そして、学習の過程で「おもしろさ」「楽しさ」などを感じることでさらに学ぶ意欲が高まっていきます。
さらに次の「もっと知りたい」という新たな「欲求・動機」が生まれ学ぶ意欲が高まるサイクルが生まれます。
小学校の学習では、『ふしぎだな』『なぜだろう』という知的好奇心がスタートです。
身の回りにある『ふしぎだな』『なぜだろう』を見つけて勉強してみましょう。
出典:平成31(2019)年度とちぎっ子学習状況調査報告書(令和元(2019)年8月栃木県教育委員会)
「欲求・動機」は、様々な「学習行動」として表出します。
例えば、「調べてみよう」「探してみよう」などの情報を収集する行動です。
そして、学習の過程で「おもしろさ」「楽しさ」などを感じることでさらに学ぶ意欲が高まっていきます。
さらに次の「もっと知りたい」という新たな「欲求・動機」が生まれ学ぶ意欲が高まるサイクルが生まれます。
小学校の学習では、『ふしぎだな』『なぜだろう』という知的好奇心がスタートです。
身の回りにある『ふしぎだな』『なぜだろう』を見つけて勉強してみましょう。
出典:平成31(2019)年度とちぎっ子学習状況調査報告書(令和元(2019)年8月栃木県教育委員会)
エビングハウスの忘却曲線のお話し
今日の全校集会では、エビングハウスの忘却曲線について話しました。
名前だけ聞くと難しそうですが、簡単に言うと「学習は、復習が大切」ということです。
記憶は、覚えた直後に忘れてしまいますが、残った記憶は、ゆっくり忘れていき、長く保持されるそうです。(20%は忘れずに記憶として残っている。)
勉強したことを、1日後、2日後、1週間後、1か月後に繰り返し復習すると、忘れる量が減っていき、脳に記憶として定着していくという内容です。
エビングハウスの実験によれば、定期的に復習をすれば、その記憶は確実に定着していくそうです。
スライドの一部を載せます。家庭学習の参考にしてください。
家庭学習の自主学習で、「授業の復習」や「テスト間違い直し」に取り組むといいと思います。


とちぎっ子学習状況調査の結果からも、授業の復習をしている児童ほど平均正答率が高い傾向にあります。
「学習は、復習が大切」です。
名前だけ聞くと難しそうですが、簡単に言うと「学習は、復習が大切」ということです。
記憶は、覚えた直後に忘れてしまいますが、残った記憶は、ゆっくり忘れていき、長く保持されるそうです。(20%は忘れずに記憶として残っている。)
勉強したことを、1日後、2日後、1週間後、1か月後に繰り返し復習すると、忘れる量が減っていき、脳に記憶として定着していくという内容です。
エビングハウスの実験によれば、定期的に復習をすれば、その記憶は確実に定着していくそうです。
スライドの一部を載せます。家庭学習の参考にしてください。
家庭学習の自主学習で、「授業の復習」や「テスト間違い直し」に取り組むといいと思います。
とちぎっ子学習状況調査の結果からも、授業の復習をしている児童ほど平均正答率が高い傾向にあります。
「学習は、復習が大切」です。
とちぎっ子学習状況調査結果その3
とちぎっ子学習状況調査の児童質問紙の集計結果より、シリーズの第3弾は、「家庭学習の時間」です。


家庭学習の時間について烏山小学校では、1・2年生は20~30分、3・4年生は40~50分、5・6年生は60~70分を目安にしています。
児童に配布した家庭学習の進め方をいつも見えるところにおいて家庭学習をがんばりましょう。
出典:平成31(2019)年度とちぎっ子学習状況調査報告書(令和元(2019)年8月栃木県教育委員会)
○平日の学習時間のグラフから、「1時間以上」学習をする割合は、小4が47.1%、小5が 59.6%、中2が74.5%で、学年が上がるにしたがって高くなっています。 ○平日に学習を「全くしない」割合は、全ての学年で3%を下回っています。 ○休日の学習時間を見ると、「2時間以上」学習をする割合は、小4が21.7%、小5は22.6%とほぼ同程度ですが、中2は45.6%で、小学生の2倍以上です。 ○休日の学習時間も学年が上がるにしたがって学習時間が長くなる傾向が見られます。 |
児童に配布した家庭学習の進め方をいつも見えるところにおいて家庭学習をがんばりましょう。
出典:平成31(2019)年度とちぎっ子学習状況調査報告書(令和元(2019)年8月栃木県教育委員会)