旧境小学校校舎見学会にあたって
7月3日(水)に、旧境小学校(今、私たちが生活しているこの学校の一つ前の学校)を見学に行きます。この夏休みから、旧境小学校の校舎が取り壊されることになり、その前に一度みなさんに見てもらいたいということで、見学することになりました。
旧境小学校は、下境にあります。昭和33年にできました。それまでは、この境地区には上境小学校、下境小学校、小原沢には分教場がありました。それが一つになって境小学校となりました。その後、平成20年3月に閉校となり、東小学校と統合して、今私たちが生活しているこの場所に移動してきました。ちなみに、旧東小学校は平成2年に、大木須小と小木須小が一緒になってできました。
旧境小学校は、木造校舎でした。校庭にはジャンボ滑り台があり、子どもたちに大人気でした。実は、今の境小学校にこのジャンボ滑り台を持ってくる予定でしたが、設置する角度が合わず、危ないということで、取りやめたという話を聞きました。今、校庭にある鉄棒や雲梯などは、旧境小学校から持ってきたものです。
また、旧境小学校にはプールやスケート場もあったそうです。今と違った環境の中で、子どもたちが生活をしました。
その当時学校生活を送っていた人たちは、旧境小学校が壊されることを、寂しく思っている人もいるでしょう。私は自分が卒業した小学校、中学校とも、残念ながらその当時の校舎はありません。また、私が先生になった時に勤めていた大木須小学校も、今は校舎がなくなり、オオムラサキ公園になっています。自分が生活した校舎がなくなってしまうのは、何とも言えない寂しい気持ちになります。
校舎見学会では、昔の境小学校の様子を少しでも知ってほしいと思います。そこで感じたことを、今生活しているこの境小学校に生かし、自分たちの学校をよくしていこうという気持ちが育つことを期待しています。